終盤の手筋【美濃崩し】

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これが美濃囲いの基本形です。
金銀3枚がうまく連携しており、はじめのうちはなかなか崩せないものです。
ですが、どんな囲いにも弱点は必ずあります。
弱点別に、主な崩し方を紹介していきましょう。
ちなみに、5段階で難易度を付けております。



①-1 74の地点(コビン攻め)※難易度★
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まず、美濃囲いの弱点の代表格として、コビン攻めがあります。
1図は先手の番ですが、実はもう、後手玉は詰んでいるんです。
持ち駒に桂と金があり、相手の玉を睨む位置に角があるときは、74桂と打ってみましょう(2図へ)

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相手はこの桂を取ると、角で玉を取られてしまうので、取ることができません。
また、92に逃げても、71に逃げても82金から詰んでしまうので、先手の勝ちとなります。
級位者同士の戦いだと、角や桂が遊んでしまっていることが多いので、うまく狙ってみるといいかもしれません。



①-2 74の地点(継ぎ桂)※難易度★★★
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3図は、一見攻めがなさそうですが、実はもう先手の勝ちなんです。
3図以下 ▲86桂(4図)

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実は4図、後手玉に詰めろがかかっています。ここで相手がなにも受けなかった場合、▲74桂、△92玉、▲93香、△同玉、▲82角、△92玉、▲91角成、△93玉、▲92馬、△84玉、▲75金、と手数は長いですが、詰んでしまいます。この86桂は受けにくく、もしうまく受けられてしまったとしても、端攻めに利用できるので覚えておくといい手筋です。



② 83の地点※難易度★★
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基本図を見てみると、玉頭(83)に2枚しか守りがきいておらず、さらに、そのうちの1枚は玉なので、ここも美濃囲いの弱点と言えるでしょう。

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5図を見てみると、すでに馬が83の地点にきいていますね。
持ち駒に桂と香があるので、飛び道具で狙っていきましょう。
5図以下 ▲86香(6図)

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香を足して、83の地点を狙っていきます。後手は、受けたくても持ち駒がないので受けることができません。よって、受けることができないので別の手を指したとします。相手の守りは2枚なので、さらに駒を足していきましょう。

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▲75桂と打ちました。これで先手の駒が83の地点に3枚きいて、後手は受けるすべがありません。こうなってしまったらもう先手勝勢ですね。しかし、あくまでこれは極端な例です。実戦でこのような局面になる事はほぼないでしょう。

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8図は5図と似ていますが、21に飛がいて、持ち駒から香がなくなっています。
一見83から攻めるのは無理そうですが、1段目に飛がいる場合は、2枚の利きでも83から攻めることができます。
8図以下 ▲75桂(9図)

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馬と桂の二枚だけでは一見なにもできなそうですが、この場合、21の飛が61の金に当たっています。ここで、相手が受けなかった場合、先手の勝勢となります。
9図以下△×××、▲83桂成、△同銀、▲61飛成(10図)

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61の金を守っていた銀が動いてしまったため、金を取ることができました。
このように、1段目に飛がいる場合、72の銀を動かすような手は実戦でもよく出てくるので、覚えておいて損はないでしょう。



③71の地点※難易度★★
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基本図に戻ります。よーく見てみると、71の地点も玉と金の2枚しか利いていません。
今度はここを攻めてみましょう。

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よく見かけるような局面ですね。もしかしたら、51銀と打ちたくなってしまう人もいるかもしれません。ですがこの場合、もっと鋭く、早い攻めがあります。
11図以下▲53銀(12図)

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この一手がとても厳しいです。この手を放置してしまうと、▲52銀成、△同金、▲71角、△92玉、▲93銀、△同桂、▲82金と詰まされてしまいます。
なので後手は同金と応じるしかありません。そこで、
12図以下 △同金、▲62銀(13図)

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とっても厳しいですね。△同金と取ってしまうと、▲71角から先手勝勢となります。

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